帰国する最終日は午前中が空いているのでオプションの〔ヒストリカルコース/$25.00×2人〕を申し込んでいる。これは3時間ほどでサイパン島での歴史ある場所を訪れるコース。
09:00 このバスでホテルを出発。
バンザイクリフ
まず訪れたのは『バンザイクリフ(Banzai Cliff)』
追い詰められた日本人が「天皇陛下バンザイ」と叫びながら海に身を投じた高さ80mの断崖である。1万人にものぼる自決者によって海は真っ赤に染まり死体で埋め尽くされた。
ラストコマンドポスト
次は『ラストコマンドポスト(Last command post)』。日本軍最後の司令部が置かれたところである。
この中に司令部が置かれた。
もちろんこの場所もアメリカ軍の攻撃にあう。この崩れた壁はその砲弾の跡。
小さな砲弾跡もたくさん残っている。
スーサイドクリフ
サイパン北部のマッピ山にある『スーサイドクリフ(Suicide Cliff)』というところで日本語になおすと「自決の崖」という。
ひろしとひろこは笑顔で撮影に応じているが、実は複雑な気持ち。なんとここから多くの日本人がアメリカ軍からの投降勧告、説得に応じず投身しているのである。
シュガーキングパーク
最後に訪れたのは『シュガーキングパーク(Suger King Park)』。サイパンは国際連盟から委託を受けて日本が統治していた。そのような中、1921年(大正10年)南洋興発株式会社を設立した松江春次は深いジャングルを切り開き鉄道を敷設し,、製糖業をメインに各産業に取り組みサイパンの発展に寄与した。病院が無料になるなど島民の福祉にも貢献。大東亜戦争敗戦で米軍が松江春次銅像を破壊しようとしたところ、島民が体を張って阻止したという逸話があるほどサイパン島民から愛されていたようである。