最近、反応が鈍くなったテレビのリモコン。ついに全く反応しなくなった。こういうテレビのリモコンは分解して中身を洗浄することで復活するらしい。今回ひろしが修理したのはシャープGA294WJSAだが、この作業工程は他の製品にも応用できるものと思われる。
注意:この記事を参考にされる方は自己責任にてお願いします。
まず、テレビリモコンを分解する。電池入れのところにあるネジを外す。表面と土台となっている部分との隙間に細い金具を刺し込んで分割させる。と簡単に言ったが実はこの分解作業がかなり大変で、ツメや装飾部品を損傷なく分割させて外すにはかなりの技術と慎重な作業が必要。ひろしは「少々割れても使えたらええわ」という気持ちで作業に着手したので雑にやってしまい、数か所のツメや装飾部品を割ってしまった。まぁ別にええねんけど。
手で触ってみると②リモコンボタン裏面の基板との接地面、それと③の基板の表面がベトベトしていて、まるでグリスが薄く塗られているかのようである。実は、この油分がリモコンが無反応となった原因なのである!と思われる。
「なんでこんなにベトベトになったのかな」と素朴に疑問を持ちつつ、基板に台所用中性洗剤を指先で優しく塗って水道水ですすぎ、油分を洗い落とす。ボタンのシートの裏面も同じように台所用中性洗剤で油分をスッキリ洗い流す。ついでにボタン部分やリモコン表面も何もかも全部スッキリ洗い流す。
すべてを台所用中性洗剤で洗い流して油分がスッキリ取り除かれた各パーツ。これでもかというくらい十分に乾かしてから組み立て作業に入る。分解の逆の手順で組み立てれば良い。
さて、電池を入れてテレビに向けて電源ボタンを押してみる。
ビョン!テレビの電源が入った!
ほかのボタンもすべて、まるで新品のようにレスポンス良く反応する!
雑に分解したため壊れた部品の残骸はあるものの非常に満足!