2024年10月 山口島根旅行_3日目

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今回は山口県の日本海側と島根県を[車中泊3回+ホテル1回]で巡る旅行である。

ルートイン浜田駅前を出発

06:40 ルートイン浜田駅前の朝食バイキング。品数はちょうどいいくらい。味はそこそこ。

08:00 浜田駅前の交通広場にあるからくり時計を見学。

09:00 出発。

有福温泉

有福ありふく温泉は1350年以上も前、聖徳太子の時代(650年ごろ)に、天竺より入朝した法道仙人が山奥で見つけた温泉である。

メモ

名 称:有福ありふく温泉
所在地:島根県江津市有福温泉町
駐車場:第1駐車場(無料), 第2駐車場(無料)
ご注意:この記事の情報は2024年10月ごろのものです。

御前湯

共同湯の中でメインとなる『御前湯ごぜんゆ』に入るため第2駐車場(無料)にC-HRをとめる。そこから坂をのぼること1分のところにある。

入口でひろこが[1日入湯券/600円]なるものを見つけてしまう。有福温泉には共同湯が3つ存在するが、それぞれ400円なので相当お得だ。これは買うしかない。しかも1日何回でも入れるのだ。支払いは現金のみ。

御前湯の脱衣所は広々として明るい。

きちんと鍵付ロッカーもある。100円返却式。

泉質はアルカリ単純泉で加温も加水も一切なしの源泉かけ流し。45℃と熱いのが特徴。大正浪漫を感じさせる窓やタイルが気分を高めてくれる。

やよい湯

次に入った『やよい湯』はC-HRをとめた第2駐車場のすぐ横にある。

こちらは無人。一応、1日入湯券を防犯カメラのほうに向けて入場。

入館してすぐに階段があり、それを下ったところが脱衣所だ。鍵付ロッカーは100円返却式。

2~3人が限界の小さな湯船。こちらも泉質は御前湯と同じでアルカリ単純泉で加温も加水も一切なしの源泉かけ流しで39℃と3湯の中で最もぬるいのが特徴。

さつき湯

最後は『さつき湯』に入る。ここも第2駐車場から徒歩1分という近い場所にある。第2駐車場を中心に三角を描き、頂点を御前湯としたら右がやよい湯で左がさつき湯といった位置関係だ。

脱衣所には鍵付ロッカーがあり100円玉は不要。

こちらも泉質は御前湯と同じでアルカリ単純泉で加温も加水も一切なしの源泉かけ流しで42℃とちょうど良い温度。

石見銀山

石見銀山いわみぎんざんは2007年に世界遺産として登録された。日本の世界遺産登録としては14件目であり、文化遺産としては11件目、産業遺産としてはアジア初の登録となる。この場所の何がすごいかというと、銀を製錬する過程で大量の木材が使われるが、消費の一方で計画的に植林も進めたという点だ。この時代にすでに環境への配慮がなされていたということがユネスコの共感を呼び登録へと至った。

石見銀山公園駐車場

11:30 『石見銀山いわみぎんざん公園駐車場』に到着。何と言ってもここは無料なのだ。ひろしのC-HRが入庫して数分後には満車となったのでギリギリセーフだった。

なんと熊が出没してる!気を引き締めながら11:50に駐車場を出発。

清水谷製錬所跡

12:10 『清水谷製錬所跡しみずだにせいれんじょあと』に到着。世界の銀の1/3以上を生産していた石見銀山を支えた鉱石の精錬所跡。明治時代に鉱山の開発は下火になっていたものの間歩の含有量に期待し、先端技術と巨額を投じて建造された。しかし予想より銀の質が悪くわずか1年半で操業停止となったらしい。

龍源寺間歩

12:40 『龍源寺間歩りゅうげんじまぶ』。駐車場から途中寄り道などして約1時間。入場料500円×2人を支払う。クレジットカード利用可。

龍源寺間歩は江戸時代中頃に開発されたもので大久保間歩に次ぐ大坑道。長さは600mで昭和18年までの約230年もの間、良質の銀鉱石が掘り出された。石見銀山遺跡は、2007年に鉱山遺跡としてはアジアで初の世界遺産に登録。侵入してみると身長154cmのひろこが頭ギリギリとなる高さ。ひろしは腰をかがめて歩行する。エアコンを強冷にしているくらいに涼しい。壁面には当時ノミで掘り進んだ跡がそのまま残っている。

枝分かれした坑もライトアップによって見ることができる。

有馬光栄堂

有馬光栄堂ありまこうえいどう』に立ち寄る。江戸時代の風景が今もたくさん残る「大森の町並み」も散策してみた。この町唯一のお菓子屋さんで200年以上続く老舗店。

この店の代表格、かつて銀山の抗夫たちも食べていたと言われる【げたのは/550円】を購入。見た目とは違い、軽い歯ごたえと黒糖のやさしい香りと味が口に広がる。

千原湯谷湯治場(千原温泉)

この旅行を企画するきっかけとなった『千原湯谷湯治場ちはらゆんだにとうじば(千原温泉)』へと向かう。2021年温泉愛好家が選ぶ「ひなびた温泉」の全国ランキングで1位となった温泉なのだ。途中、猿の集団にであったりと秘湯への期待感が高まる。

県道166号から入る道には立派な案内標識がある。この先も全国1位になったとは思えないほど道路環境は悪くない。しばらく2車線が続き、そこから細くなっても離合スペースもきちんとある。

最後の看板。ここから施設までの200mほどの道路は確かに狭い。それでもここから施設までの途中に5台くらい収容できる駐車場が2か所整備されているので安心。

15:00 『千原湯谷湯治場ちはらゆんだにとうじば(千原温泉)』。訪れた時はひろし夫婦以外に客はおらずで超ラッキーだ。

メモ

名 称:千原湯谷湯治場ちはらゆんだにとうじば(千原温泉)
所在地:島根県美郷町千原1070
駐車場:あり
連絡先:0855-76-0334
ご注意:この記事の情報は2024年10月ごろのものです。

たくさん貼り紙がある。これらを一読するのがここの温泉の掟だ。とりあえず入館する前にトイレに行っておくことが重要。

たくさんのルールが記載されている。これらを守ってこの貴重な湯治場を大切に守っていきたい。料金を支払うときに接したが、こちらを営んでいる老夫婦はめちゃくちゃ穏やかで優しかった。ゴミなど放置してこの老夫婦を困らせたくないものだ。

受付で穏やかな老夫婦に入湯料/500円×2人を支払って別の入口から入館する。

こちらが無料休憩室。

ここで男女に分かれる。

脱衣所は棚のみで鍵付きロッカーはない。ここから数段下りると浴室だ。

見事にひなびていて心躍らせるものがある。

湯面を見ると泡がぽこぽこ弾いている。泉質はナトリウム-塩化物・硫酸塩泉。実は源泉かけ流しどころではないのだ。この浴槽は源泉が出る岩盤の真上に設置されていて、足元に隙間だらけに敷いた板があるだけ。その板の隙間から34℃の黄褐色の源泉と炭酸ガスの泡が湧き出ていることで、空気に触れる前の新鮮な温泉を身体に染み込ませることができるのだ。当然、温泉効果と低温度のおかげで必ずおしっこに行きたくなる。前もって済ましておいてもさらに行きたくなるほど。ひろしは30分ほど入って寒くなってきて限界になった。温まる温泉とは逆だが、この低温でも湯あたりすることがあるのだから、これはこれで効能があるのだろう。

脱衣所の外に洗面台があるので石鹸や歯磨き粉を使わない手洗いや歯みがきくらいはできそう。

『三瓶山西の原』で車中泊

16:30 『三瓶山西の原』。今晩はここで車中泊する予定。

敷地内にあるトイレは至極きれい!汚したりゴミの放置をしないよう大切に使いたいものだ。

夕食のためにクルマで10分ほど走ったところにある『みさと市』『ローソン・ポプラ 美郷町粕渕みさとちょうかすぶち店』にやってきた。

ポプ弁のボリュームがすごいし美味しい。

『みさと市』には、見たことのない【ポポージェラート/378円】なるものが売られており、ポポーが大好きなひろこは当然のごとく買う。もちろん美味しい。

鶴の湯(三瓶温泉)

メモ

名 称:鶴の湯(三瓶さんべ温泉)
所在地:島根県大田市三瓶町志学932-1
駐車場:周辺の空き地
ご注意:この記事の情報は2024年10月ごろのものです。

08:30 『鶴の湯(三瓶さんべ温泉)』。1959年(昭和34)頃までは「志学温泉」と呼ばれ賑わっていたようだ。駐車場は観察していると建物前や横にとめていた。

券売機で入浴券/400円×2人を買う。

無人なのでセルフで箱に入浴券を入れる。

鍵付きロッカー完備だ!

泉質はナトリウム-塩化物泉で源泉かけ流し。泉温は36℃と低い。美肌効果があるメタケイ酸が1kg中192mgも含まれていて玉造温泉より多いとのこと。ひろこもあとで「肌がスルスルになった」と喜んでいた。壁からもドバドバと大量に温泉が極太パイプから噴き出ており、それをかけ湯にしたり上がり湯にしたり。正直、温まることはなかったが、気持ちの良い温泉であった。

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