台湾には動物性食材を排除した《素食》というカテゴリーがある。この『陽明春天 -忠孝店』もその素食を提供するレストラン。
名 称:陽明春天 -忠孝店
所在地:所在地:台北市忠孝東路四段98號10樓
ご注意:この記事の情報は2013年12月ごろのものです。
『捷運忠孝復興站』から東へ3分ほど歩いたところにあるこのビルの10階。このビルには各階に1つの飲食店が入っているのだが、よほどの人気店ばかりなのか1階のエレベーター前は多くの人で混雑状態。これでは、かなり待たされるだろうなぁと覚悟を決めてエレベーターに乗り込む。
10階に到着しエレベーターを降りてみると、意外と店内はガラガラ。人気店のはずなのに…大丈夫かなぁ…と不安になる。店内はというと、窓や床、もちろんテーブルなどホントにピカピカに掃除がなされていて気持ちがいい。ちなみにこの後、食事を終えるころには店内は若者カップルなどで満員となっていた。
席につくとフィンガーボールが運ばれてくるので、これで手を洗う。
固形燃料で温められている土瓶の中身は【明日葉茶(アシタバチャ)】。ひろこはなぜか苦手で飲むたびに「うげ~」と不味そうな顔をする。ひろしはというと、身体に肉毒が蓄積されてしまっているがゆえに必要としているのか美味しくて仕方がない。ついに土瓶ごとおかわりをしてしまった。
メニューは写真と日本語表記でわかりやすい!ただこのメニューにはコース料理の詳細しか掲載されていないので、単品で食べたいものがあるなら、写真を指さして「これを単品でください」と日本語で言えばOK。日本語ペラペラで親切な女性店員がいるので安心。【やけそば/NT$260】を注文。なぜか『やきそば』ではなく『やけそば』。説明には『卵以外の動物性食品と五葷(ごくん)不使用。海草、昆布、白木耳、サトウキビのソースをかけた麺炒め』とある。五葷(ごくん)とは、ねぎやにんにくなど、人間の気を傷つけてしまう刺激の強い特殊な野菜のことらしい。
しっかりと味がついている【やけそば/NT$260】。満足度は高い。
目的のメニューである【焼いた山伏茸とエリンギ/NT$480】を注文。メニューの説明には『卵以外の動物性食品と五葷(ごくん)不使用。山伏茸をエリンギとテンサイ根で一緒に煮込みました』とある。1人前を2人でシェアすると言って注文。
「1人前を2人でシェアする」と言って注文したからだろう、本来1つのレンゲが2つあったのと、小さめの山伏茸が一つ余分にあったのには嬉しい気持ちになった。もちろん旨い!
トイレもきれい。温水洗浄便座かどうか確認するのを忘れたが、掃除が行き届いており気持ちがいい。