『蘇杭点心店』でヘチマ小籠包を食べたあと、帰りはMRT『捷運中正紀念堂站』から乗ることにした。その途中で入ったお店『義美食品』の南門門市店。
台湾全土に点在していて台湾の2015年人気ブランド調査で見事1位を獲得した『義美食品』。その理由は安全を求める上で妥協がなく、それゆえ消費者の信頼を得ている点にある。台湾で行われた抜き打ち検査(使用禁止原材料が使われていないかなど)で、全て合格したのは義美食品だけだったらしい。まさに食品業界の「最後の良心」と称されるだけのことはある。オーガニックとか砂糖不使用とかグルテンフリーとかいうものではないが、とりあえず安心できる食品が並んでいる。その中でもお気に入りなのが、ひろしが勝手に「まゆ」と呼んでいるお菓子である。
これがひろしが「まゆ」と呼んでいるお菓子。【義美狀元粩/60~75元】。まゆの形をしたお菓子にゴマなどをまぶしてある。ゴマのほかにピーナッツなど数種類ある。
形状はまさに蚕の「まゆ」。食べてみるとサクッとしていて、中は「まゆ」のような細かい糸くずのような白い物体で成り立っている。気をつけて食べないと、これが身辺に浮遊し散乱することになる。ただ、それでいて沖縄のちんすこうのように口内水分が吸い取られるといったものではなく、しっとりしているのである。お菓子の甘さを感じることはなく、お餅を食べたようなあと口。
名 称:義美食品
他表記:IMEI FOODS
所在地:台北市のあちこちにある
ご注意:この記事の情報は2016年01月ごろのものです。
地下鉄『捷運中正紀念堂站』への階段を下りる前に、その横にある『南門市場』に入ってみた。
活気にあふれている。
その一角にひろしが勝手にそう呼んでいる「まゆ」を発見。【45元】と非常に安い。ただ『義美食品』の「まゆ」のほうがひろしの好みであった。