魅力ある世界遺産にもかかわらず先回訪れたときは真横を通り過ぎるだけだった『モンテの砦』。1617年~1626年にかけてイエズス会の修道士によって築かれた海抜52メートルの丘の上の要塞。中国方面の防壁は、極端に低くされ砲台も設置されていない。
『モンテの砦』に行くにはこの聖ポール天主堂跡を目指す。2年前と変わらずその薄さからは想像もできない堂々とした威厳を放つ。モンテの砦の入口はこの階段を登り切った右側にある。
聖ポール天主堂跡の横の植物地帯。そこの階段またはスロープを登っていく。ついにモンテの砦に侵入。
すぐにエスカレーターが出現。このエスカレーターを上がると…
中継地点。お土産屋や飲食店がある。さらに黄色矢印からエスカレーターに乗る。
またまた中継地点。ここには『澳門博物館(マカオ博物館)』がある。
入場料は?と入口で躊躇し立ち止まって止まっていると、警備員が「どうぞ」という身振り。入場無料ということなら是非とも入ろう。
説明文に日本語がないので展示物の何がどうしたかはわからないが、結構見応えのある博物館であった。
博物館で15分楽しんでトイレに行ったのち、さらにエスカレーターで上を目指す。
ようやく大砲台のある丘の頂上にやってきた。入場無料。
海側に向いている22門の大砲は迫力と歴史を感じる。
ちょうどグランドリスボアに向いてる砲台も。
中国方面(北側)の防壁は「いや低すぎやろ!」と声に出してしまったほど極端なまでに低く造られていて、砲台も一つも設置されていない。これは中国が敵ではないことを示しているらしい。