長年、大阪に住んでいながら実は京都大原を散策するのは初めてなのだ。
名 称:大原の里
所在地:京都府京都市左京区大原草生町41
駐車場:あり
ご注意:この記事の情報は2022年11月ごろのものです。
京都大原の民宿~100年続く味噌屋の宿~大原温泉 大原の里 ▽日帰り昼食×温泉▽名物の味噌鍋と塩生山椒おにぎりの特典付き!大原温泉でさっぱり1サイクリストプラン(2人分) | 9000円 |
じゃらんポイント♪ | -1100円 |
入湯税(2人分) | 200円 |
合計(2人分) | 8100円 |
09:45 大原の里の駐車場に到着。この場所までの直近500mは対面できない(所々にすれ違うスペースはある)ほどの狭路なので、まだ空いている朝の時間帯を選んで正解だった。店舗利用客は無料となる駐車場は10~12台くらいが停められる広さ。チェックアウトしたクルマが出て行って空きスペースができる。味噌鍋と温泉の予約時間は12:00-14:00なのでまだ2時間あるし、駐車場に時間制限はないので、このままC-HRを停めて『寂光院』や『三千院』を巡ろうという計画。
『寂光院』をサラッと見て、ここから『三千院』を目指す。20分、約1.5kmの道のり。要所要所で三千院への方向を示す案内板があるので迷うことはない。
ハイキングコースのようでのんびり歩ける。途中、おしゃれなカフェやおばんざい食堂などもある。
三千院に近づいてくるとお土産店とかそば屋とかが出現。
『三千院』前に到着。これで満足。
次は『玄印』に和菓子を買いに行く。三千院から徒歩2分だ。
矢印の趣のある建物が有名店『玄印』。
【うったれ】。パッと目についた団子を買った。直径3cmほどの一口サイズ団子で、米粉で作った団子に黒ゴマ、枝豆、みたらしの3種類のタレを封じ込めている。口の中に入れてひと噛みすると小籠包の肉汁のようにタレがジュワッと溢れ出て美味しい。一口で食べれてうっかりタレないから「うったれ」と言う説があるとかないとか。店内には飲食スペースがあるが、ひろし夫婦はこの後『味噌鍋』を食べるので、持って帰って自宅にて食べた。
さて、12:00になったので『大原の里』に入店。靴を脱ぎフロントで予約名を告げて料金を支払う。現金のみでクレカ等は不可。トイレも温水洗浄便座ではないなどと若干建物の古さが目立つが、2人で約10,000円ほどの昼食を提供するのだから、トイレの便座くらい最新のものにしてほしいものである。大原ブランドにあぐらをかいているのか、それとも意外にもさほど観光客が多いわけではないのか。
「今やったら、一番風呂ですよ」と言われ、食事より先に入浴することに。脱衣所にあるロッカーは使用できないようになっているので、フロント横にある100円返却式ロッカーに貴重品を入れて浴場に向かう。途中、短い階段だがいくつもあるので足の不自由な人ではかなり困難だ。ルールとしては温泉+食事で2時間までの滞在が可能となっている。泉質は低張性弱アルカリ性低温泉で、浴槽には循環ろ過装置と塩素系薬剤使用し加温しているとのこと。
温泉でさっぱりした後の食事は気持ちがいい。食室という広間に座る。トイレが温水洗浄便座付きではないなど古い施設だが無料Wi-Fiが完備されている。スタッフに聞けばパスワードを教えてくれる。親切にテキパキと働き英語が堪能な若い男性スタッフに感心。
大広間の配食カウンター下には6種類の味噌(1年味噌・2年味噌・3年味噌・ピリ辛味噌・塩生山椒味噌・白辛味噌)を小皿にとって自由に食べることができる。辛いので少量ずつ取るようにする。それぞれ全く違った味がして楽しい。白飯は横にある炊飯ジャーからセルフで自由におかわりができる。
【味噌鍋】自家製味噌のスープの中に、京野菜・地鶏が入っている。昔ながらの製法と良質の素材(大豆・塩・麹のみ使用)で作っている姉妹店『味噌庵』の味噌を使用しているらしい。何とも言えない旨味があり日本人で良かったと思える瞬間である。ここでしか食べられないこの宿オリジナル【塩生山椒】で握ったおにぎりも美味しい。