数年前からハワイ旅行のたびに「カウアイ島へ行こう」というひろしの説得は、ワイキキでフラに興じたいひろこにとって耳障りでしかなかった。その昔、友人(男性)とカウアイ島に訪れたことがあるひろしは、今度は夫婦としての思い出を作りたいと思っていたのである。しかし今回、粘り強く交渉した結果、ようやくひろしの要求がかなう結果となり1日観光ツアーに参加することとなった。ツアーについてはJTBのオプションを使うのではなく、日本出国前にインターネットで見つけた『ハワイVIPツアー』を利用。結論を言うと、ひろこはカウアイ島をめちゃくちゃ気に入ってしまうという毎度のパターンとなった。
前日に『ハワイVIPツアー』に行って支払い
予約は日本出国前にインターネットで行った。旅行代金については、ツアー前日の17時までに『ハワイVIPツアー』のオフィスまで行ってクレジットカードにて支払う。2人分で$560.00。オフィスはワイキキビジネスプラザの7階で日本語対応。
名 称:ハワイVIPツアー
他表記:Hawaii VIP Tour
所在地:2270 Kalakaua Ave., Honolulu
ご注意:この記事の情報は2011年07月ごろのものです。
送迎車で空港へ
06:00 送迎車がヒルトンに迎えに来る。なんとこの運転手、空港に向かう途中、とあるセブンイレブンの駐車場に止めると無言で店内へと入っていった。車で待機する乗客からは「おいおい、勝手にセブンイレブンに行ったぞ」と不安な声が。しばらくして戻ってきたその運転手の手には数個のスパムむすびが。「どうぞ」という笑顔でそれを乗客に配り始めたのである。もしかしたらこの運転手のポケットマネーからかもしれない。乗客は怪訝な様子だった手前、照れくさそうにそれを受け取っていた。
07:00 ホノルル空港のインターアイランドターミナル前の駐車場に到着。
これがそのスパムむすび。もちろんひろしとひろこもご機嫌。ここからは案内人無しで自力でカウアイ島リフエ空港まで向かう。送迎車で一緒だった他の乗客は、ハワイ島やマウイ島あたりに行くのだろうか、どこかへ行ってしまってカウアイ島行きはひろしとひろこだけのようである。
たぶんこの保安検査場へ入っていくのだろう。間違えていれば指示してくれるはず。搭乗券には[GateXXXX]とプリントされているので案内モニターでHA509便のゲートを確認する。案内モニターによると[Gate60]となっている。
無事にGate60にやってきた。HA509便[08:05ホノルル→08:42リフエ]機材B717-200。
機内は極寒。寒さに強いはずの北海道から来た若者女性たちでもウインドブレーカーを羽織っている。対照的なのが白人たち。みんな半袖で快適な表情で座っている。
定刻どおり08:42にカウアイ島リフエ空港に到着。他のツアー会社からの人々も集められ駐車場にとめてあるミニバンまで案内される。
リフエ空港ターミナルは離島らしく素朴で静か。
オパエカア滝
最初に訪れたのは『オパエカア滝』。この展望台から眺める。あの白いミニバンが今日一日12名のツアー客を運んでくれる。なかなかの狭い車内。中年女性のドライバーは頑張ってはいるが、どうも空回りしている感じは否めない。
ここから滝つぼを見ることはできないが『オパエカア』とはハワイ語で「飛び跳ねるエビ」という意味で、かつて滝つぼでたくさんのエビが飛び跳ねていたらしい。
ワイルア川ボート遊覧とシダの洞窟
ワイルア マリーナ。ここからボートに乗ってしばしの船旅。
ハワイアンミュージックの生演奏やフラが披露される。
最後はフキラウソングでフラを踊って終了。
約20分の船旅を終え上流の船着き場で降りる。
南国の植物に囲まれたジャングルの小路を5分ほど歩く。
『シダの洞窟』に到着。この場所ではその昔、ハワイ王族以外は立ち入り禁止で結婚式やパーティを開催されていた。神秘的な雰囲気があり、恋人同士で来ると幸せになれると言われているため結婚式場として人気が高い。以前は洞窟の中まで歩いて入ることができたのだが、今は崩落の危険があるためこの展望デッキから眺めるだけとなっている。
葉が大きい。
再びボートに乗り、途中ジュラシックパークの撮影場所などを見たりしながらワイルアマリーナへ帰る。
ワイメア ブリューイング カンパニー
ランチのお店に到着。ビール工場併設のレストラン。
北海道から来ている女性二人組と相席となる。関空経由でハワイに来たということで思わず「ありがとうございます」と大阪府民を代表して感謝を述べてしまった。向こうに見える海までの庭園がなんとも美しい。
ここで造る地ビールはすっきりした味わいで美味しい。紫のパンが絶品!おそらくタロイモのパン。このメインディッシュ以外にも大盛サラダも新鮮。サラサラのコーヒーメイトのミルクは日本でも発売してほしい。
触れると幸せになれるという大樹。
気持ちが良いという気分にさせてくれる。ただ、乗り降りには苦労する。
すぐそこは砂浜。でも泳げるようなビーチではないようである。
名 称:ワイメア ブリューイング カンパニー
他表記:Waimea Brewing Co.
所在地:9400 Kaumualii Hwy., Waimea
ご注意:この記事の情報は2011年07月ごろのものです。
ワイメア キャニオン
太平洋のグランドキャニオンと言われるワイメア渓谷!
こんな小さな島でこの雄大な景色にはびっくり!断崖絶壁の展望台!
あまりに雄大すぎて距離感がピンとこないくらい。見つけたら幸せになれると言われている山羊は、どこからか鳴き声だけ聞こえるという中途半端な結果に。
カウアイ島の特徴は赤土によって道路も赤い。そしてあちこちに野生のニワトリがいる。
マリコでお土産購入
カウアイ島で有名なお土産店『マリコ』。貴重な素材のアクセサリーなどが販売されている。カウアイコーヒーなど、なんだかんだと$71.56も買物をしてしまった。
名 称:マリコ
他表記:Mariko
所在地:1-3461 Kaumualii Hwy., Hanapepe
ご注意:この記事の情報は2011年07月ごろのものです。
スパウティング ホーン(潮吹き岩)
特殊な岩の形により波が打ち寄せるたびに穴から勢いよく潮が吹き出すのが『スパウティング ホーン(潮吹き岩)』。
『スパウティング ホーン(潮吹き岩)』のすぐ傍らにある売店で、お土産にコアの木のしおりを買った。
ドライバーの女性は話すネタが尽きたらしく、ウクレレを持っているひろこに「一曲歌ってもらいましょう」と。それではと比較的多くの人に知られている『アロハオアフ』を歌うことにする。だが、運転手を含め他の客の誰一人この曲を知っている様子がなく、しかもみなさん早起きしてるので相当眠たそう。そんな中、ひろしとひろこの歌声だけがむなしく車内に響き渡る。
ツリー トンネル
520号線からもうすぐ50号線と交わるあたりにあるユーカリの『ツリー トンネル』。
ヒロハッティ
最後は空港近くの『ヒロ ハッティ』で時間調整。やっぱり安くて買いやすい。
名 称:ヒロハッティ
他表記:Hilo Hattie
所在地:3-3252 Kuhio Hwy., lihue
ご注意:この記事の情報は2011年07月ごろのものです。
ホノルルへ帰る
リフエ空港到着。ドライバーさん、一日ご苦労さまでした。ここからまた自己でホノルルまで帰る。
Gate6で出航準備のHA240便[17:40リフエ→18:10ホノルル]機材B717-200。
ホノルル空港に到着し駐車場に出てみるとホテルまで送ってくれる送迎車が待ってくれていた。