滞在したホテル『とかしくマリンビレッジ』の前に広がる『渡嘉志久ビーチ』。なぜか平仮名で『とかしくビーチ』と表記されることが多い。つい先日の平成26年(2014年)3月5日に国立公園に指定されたばかりの慶良間諸島の一部を成す。
コーラルサンドが眩しいこのビーチは『阿波連ビーチ』に比べて人が少なく静かな雰囲気。ビーチ沿いには『渡嘉志久海岸公園』があり木陰もある。宿泊施設は『とかしくマリンビレッジ』と小さなペンションの『海宿がき家』があるくらい。
「少しくらい良いだろう」と思わないようにしたい。
『渡嘉志久ビーチ』の湾内はほとんど水深1.5~3mくらい。実は珊瑚の真っ白な死骸が一面に広がっていて正直愕然としたが、その所々に見事な珊瑚が花壇のように群がって生息し、鮮やかな熱帯魚たちが泳いでいる。『阿波連ビーチ』と比較しても大差はなく、むしろ人が少なく静かでのんびりできる分、渡嘉志久ビーチに軍配があがると感じた。そして何よりも…
渡嘉志久ビーチの魅力は、このビーチに棲みついている3~8匹(人によって見解が違う)のウミガメ!ひろしとひろこも2匹のウミガメと一緒に泳ぐことができ、感動と興奮に満ちた。ウミガメは比較的浅瀬のほうで海底の藻をモグモグと食べている。
コバンザメが2匹もくっついてるよ。
ウミガメと仲良く泳いだあとの、渡嘉志久ビーチを染めるサンセットは最高。心地よい風が吹き抜け心身ともに癒される。
太陽が沈んだあと、浜辺の茂みのあちこちからカサカサとヤドカリが動く音がする。ドイツ人の子供たちが、それを捕獲し一か所に集めて遊んでいた。
手には大きなヤドカリ。カメラを向けて「スマイル!」と言うと良い笑顔を作ってくれた。