毎度おなじみの奥飛騨温泉。コロナ禍の出口が見えてきたような世情なので、久しぶりに平湯温泉『ひらゆの森』に宿泊した。この機会に公式HPではわからなかった部分をブログにしたためておこうと思う。
部屋について
部屋は本館2Fの洋室ツイン。他にも〔和洋室〕〔和室〕〔合掌棟・民芸造り客室〕などあり、そちらとは内容が多少異なるかもしれないがある程度の参考にはなると思う。まずは残念な点一つ、部屋の鍵がひとつしかもらえないこと。2名以上での宿泊時に鍵が一つなのは何かと不便。チェックインのときに2つもらえないか聞いてみたがダメだった。
広さはまずまずで、広くもないが狭くもなく必要十分。窓からは奥飛騨の森林が見える。クローゼットは設けられていなくて壁にハンガーで掛けるタイプ。緊急事態宣言発令中ということで部屋呑みを企てており缶ビールを自宅から持参するも冷蔵庫がない!ということでフロント(レストラン『もみの木』でも可)に行ってビニール袋にたっぷりの氷をもらってきた。そのビニール袋に缶ビールを入れておくことでチンチンに冷えた缶ビールを準備することができた。これを夕食後に部屋で呑むことにしよう。まぁ実際は後述しているとおりレストランでビールが提供されていたので、その必要がなかったのであるが…。あと、フリーWi-Fiが利用できる。部屋にある案内説明書にIDとパスワードが記されているので、それで接続すればOK。電波ははっきり言って強くはないが奥深い山間部だからこそ有難い設備である。
テレビはなぜか木枠に収められている。山奥のわりには5~6局の番組を見ることができる。あと出窓に電気ケトルと湯呑とお茶パックが置いてあった。
トイレの扉が部屋のベッドのすぐ横にあり、ちょっとビックリ。
…で、そのトイレはというと
意外とキレイで
しかも温水洗浄便座付き!
洗面所には
コップと歯磨きセット
ハンドウォッシュ
ゴミ箱
が備えられている。
セーフティーボックスあり。天井照明のリモコンもあるので、ベッド横に置いておけば便利。
備付けの部屋着として浴衣が用意されている。サイズは夫婦で泊まるということで[L]と[M]が用意されていた。もちろん合わなければフロントに電話することで代わりと持ってきてくれるはず。あと、バスタオルと持ち帰りOKの手ぬぐいタオル。そして持ち帰りOKの足袋がある。
自由に使えるコンセントは2か所。洗面所のドライヤー用のものとテレビの壁の下のほうにあるもの。
温泉旅館でこれは無いと困るタオル干し。
大浴場へは宿泊者専用入口から
ひらゆの森の名物大露天風呂へ行くには、宿泊者専用の入口と内湯を通って行く。その入口までの通路にカミソリが用意されている。宿泊者は15:00~翌8:00まで入り放題である。
大浴場へ行くための宿泊者専用脱衣所には貴重品ロッカーが設置されている。入浴中、部屋の鍵はこちらを利用して保管すると良い。
貸切風呂『鉄鍋の湯』に入りまくる!
貸切風呂『鉄鍋の湯』は2部屋あり、宿泊者は無料で15:00~翌10:00まで何度でも入れる。入口の扉に鍵がかかっていなければ使用できるというルール。予約制ではない。
脱衣所は無駄に広い。
大きな鉄鍋に源泉かけ流しの湯が貯められており半分が内湯、そして小さな扉を開けると半分が屋根付き露天風呂に出ることができ、非常に気持ちがいい。ハッキリ言って大浴場よりこっちのほうが落ち着くし、部屋の鍵もひとつしかないので、すっかりこの貸切風呂が気に入ってしまった。
ちゃんと洗い場もあり、ボディソープやシャンプーも完備。
夕食には緊急事態宣言下でもビールが!
コロナにより緊急事態宣言発出中。館内の酒類自動販売機にも〔館内での飲酒はご遠慮ください〕と貼紙がある。もちろんレストラン『もみの木』でも酒類の提供は中止している。自宅から持ってきた缶ビールもフロントでもらった氷でせっかく冷やしたのに、部屋で飲んではいけないのかなと悩んでいた。そうしているうちに夕食の時間になったので宿泊者専用食事処『どんぐり』に向かった。入口付近で宿泊客が店員に「一本熱燗つけてくれる?」と言っているではないか!店内を見回すとご機嫌で皆さんビールや日本酒を飲んでいるではないか!念願の【生ビール】が提供されている!ということで、幸福度レベル倍増!飛騨牛とニジマスなどの食事と共に頂く生ビールというハッピーなコンボに酔いしれることができた。ただ、酒類を楽しんでいる方を含め皆さん小声で食事をしていたのが印象的で、コロナ前とは違った雰囲気であった。
名 称:ひらゆの森
所在地:岐阜県高山市奥飛騨温泉郷平湯763-1
ご注意:この記事の情報は2021年09月ごろのものです。
おまけ:中尾温泉『足洗の湯』
この画像は『ひらゆの森』とは関係ないのだが、いつも奥飛騨に行くと必ず立ち寄る大好きな場所なので、今回のもアップしておく。中尾温泉の『足洗の湯』。つまり足湯。たぶん設計が悪いのだろう、開設当初から流れ方が悪くてよどんでいる。しかし源泉かけ流しの足湯は贅沢極まりない。