高山と言えば高山ラーメンが有名だが、そんな高山に一日中行列の絶えないうどん屋があるらしい。『新井こう平製麺所』である。奥飛騨の帰りにランチとして立ち寄ってみた。行ってみてわかったのだが、メニューの注文方法が複雑かつ独特なので予習が必須と言える。予習をしてから訪れないと自分の背中に後ろの人の視線やため息が押し寄せる結果となる。
名 称:新井こう平製麺所
所在地:岐阜県高山市奥飛騨温泉郷平湯628
ご注意:この記事の情報は2021年09月ごろのものです。
10:50 到着。『新井こう平製麺所』は、いかにもうどん店っていう雰囲気の建物。店先と道向かいに10台程度の駐車場がある。商品がうどんなので、満車であっても短時間で次から次へと出庫していく。
店内に入るとまずは券売機で食券を買う。しかしさっぱり買い方がわからない。このボタンの下に貼付してある説明文<初めての方へ>を読む。もちろん次から次へとお客が入って来るので「お先にどうぞ」と譲りながらでせわしない。
ふむふむ…だいたいわかった。とりあえず【1玉(天ぷら・たまご入り)/510円】の食券を購入。でも「まじり」「ころ」って何?よく見れば書いてあるが、こんなの瞬時に把握できないよ。
食券を持ってカウンターへ。店員に聞きながら注文していく。1玉以上だと「まじり」つまり2種類の麺を選ぶことができるらしい。「うどん1種類で」と言う。あとでわかったが〔うどん+きしめん〕が人気らしい。「ころ」とは冷たい麺のことらしい。「温かいので」と言う。ここで卵を《生・半熟・固ゆで》から選ぶ。あと《はな(あげ玉)》《ねぎ》《はなかつお》の有無やその量を申し出るらしい。次から次へとお客さんがやってくるので、ここでもたもたしているとすぐに数人の行列が背中に圧力になってのしかかってくる。ひろしはほぼパニック状態。ようやくなんとか注文した後、ほんの数秒で完成品が出てきたので、慌ててひろこと交代し受け取る姿を写真に収める。
やっと手にすることができたひろしオリジナルのうどん。「1玉(天ぷら・たまご入り)でうどんの1種類」「温かいかけ」「たまご固ゆで」「ねぎとはなかつお普通」「はな無し」というカスタマイズ内容。パッと見たところ普通のうどんのようだが、食べ始めるとこの店が人気店になるのがわかる。大阪の甘い出汁と東京の辛めの汁の中間くらいで、一口目は少しショッパイ気もするが2~3口目から絶品へと変わる。高山はラーメンだけじゃなかった!次回はきしめんとかも食べてみよっと。