今日は二か所の温泉を巡っている。
- 八煙野渓温泉
- 舊金山総督温泉
午前中は『八煙野渓温泉』の渓谷の河川の野湯につかって楽しんでいた。次は日本統治時代に台湾総督が通い詰めた温泉『舊金山総督温泉』で台湾唯一のハロゲン湯に浸かって露天風呂から海を見るのが目的。
『八煙野渓温泉』の最寄りの『強薪』バス停から『皇家客運1717路線』のバスに乗って約10分で、この終点『金山』に到着。悠遊卡を運転席横の機械にピッとかざして降車。目の前には『皇家客運』のオフィスや『金山郵便局』がある。
少し疲れたのでタクシーを利用することにした。早く行きたいので高めとわかっている金額の「100元で」と交渉すると、ご機嫌でドアを開けてくれる運転手。
『金山』バス停からタクシーに乗り2分で到着。
名 称:舊金山総督温泉
他表記:旧金山総督温泉
所在地:新北市金山區民生路196號
ご注意:この記事の情報は2015年01月ごろのものです。
建物に入ると2階までの吹き抜けになっていてモダンな雰囲気。
1階受付窓口の頭上にある料金表。
日本人向けの料金表を手渡された。4階の全裸で入れる男女別露天風呂に入るので、貸タオル付で1人300元(約1,200円)。受付の女の子は日本語が通じないが愛想が良いので穏やかに意思疎通を試みることができる。名称が「サンフランシスコ」となっているがたまたま「舊金山(旧金山)」がサンフランシスコを意味しているだけでアメリカのサンフランシスコとはなんの関係もないらしい。
階段で4階まで上がると化粧スペースがある。ここから男湯と女湯に分かれることになるので、ひろしとひろこは1時間後にここで待ち合わせすることに決める。
もちろん男湯の写真。脱衣所と洗場には一体感さえある。右端のボックスは下駄箱である。ロッカーは20元で返却されないタイプ。10元硬貨が無かったので、3階に降りて貸切風呂受付カウンターの女性に「ロッカー」と言って紙幣を差し出すと、すぐに察してくれて小銭に両替してもらえた。 綿棒などは脱衣所の鏡台の引き出しの中。
脱衣所から男湯出入口や湯船のほうを見た写真。今日は1月と言えど裸でも寒くない気温なので、ストーブは点火されていなかった。
お湯は鉄分が錆びた色で金属臭がするもので感触はサラサラな肌触り。台湾唯一のハロゲン湯というものらしい。湯船からは500mほど先に広大な東シナ海が見える。台湾本島唯一の海が望める露天風呂らしい。ただし女湯から海は見えない。ちなみに客のマナーはというと、端っこのほうでタバコを吸ったりタオルを湯に浸けたりなどあまり良いとはいえないが、皆さん静かでのんびり落ち着いた雰囲気が漂っていたせいか、それほど不快に思うことはなかった。
お茶も飲み放題。赤色レバーでお湯が出る。台湾の温泉でよくあるヘアーキャップなどは写真のとおりで誰もつけていない。
2階は食堂。
時間がなかったのでスルーするが、ほとんど1000円以下で気軽に食事ができる。平日ならここで食事をすることで入浴料が割引となるらしい。
温泉で元気を取り戻したので帰りは徒歩。10分も歩けば『金山』の中心街に入る。
賑やかな『金山老街』に吸い込まれるように足を踏み入れた。
【花枝丸(イカ団子)】発見!なんと10元!迷わず購入。美味しい!
『金山』バス停の近くまで歩いてきたとき何だか目につく『阿玉麻荖 -中山店』。ここでは蚕の「まゆ」のような台湾の伝統的なお菓子が製造販売されていて、サクッとした食感がたまらなく美味しい。
高さ30cm位はある少し大きめの袋に「まゆ」のようなお菓子がたっぷり入っている。風味は写真の【花生粩(ピーナッツ)】のほか【黒ゴマ】【白ゴマ】【さつまいも】【アーモンド】などいろいろある。100元なのだが、疲れていたせいで「100円」という錯覚に陥って5袋も買ってしまった。5袋買うと1袋おまけと言われさらに気をよくした。ただしこれが結構な体積になり、後でホテルでキャリーケースに収めるのに苦労する。血迷って買ってしまった自分たちに大笑いしたひろしとひろこだった。もちろんこの『阿玉麻荖』はお土産として大好評を博したのは言うまでも無い。
台北への帰りのバスは『國光1815路線』。やはりこの『金山』バス停から乗車する。これで一気に『KDMホテル(凱統大飯店)』前の『台北科技大學』バス停に行ける。
10~20分間隔で発車。所要時間は1時間15分だった。車内前方の電光掲示板に[台北科技大學]と出たら降車ボタンを押す。ゆったりしたシートで乗り心地は上々。悠遊卡が使えるので便利。