日本vs欧州 カローラツーリングの比較

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ずっと以前から、ヨーロッパで販売しているカローラツーリングを右ハンドル&右ウインカーレバーにして発売されるものと思ってワクワクしていた。発売されたら今乗っているC-HRをすぐに下取りしてカローラツーリングを買うぞ!と心に決めていた。ところが、なんと、予想外のサイズダウンで登場。本当にガッカリである。いや、むしろ腹立たしかった。中途半端なサイズとその弊害を考えると日本ver.には何の魅力も感じない。ということで未練たらしく日本のと欧州のとを比較してみた。比較するにあたってのグレードは

  • 欧州:Hybrid HighTouring Sports 5-door〔2.0 l Hybrid Dynamic Force〕
  • 日本:ハイブリッド W×B 2WD

『徹底比較!』ではなく『あっさり比較』という簡易レベルであることをご了承ください。

ボディサイズを比較

全長全高ホイールベースタイヤ
日本ver.449514602640215/45R17
欧州ver.465014602700225/40R18

見れば見るほど惚れ惚れする均整のとれた欧州ver.カローラツーリング。対して日本ver.はどう見ても短すぎる。トヨタって思い切りが良すぎるのか、はたまた臆病なのか。おかげで斜め前から見ると5ドアハッチバック車かと見間違えるほど。無理矢理、短くしてるので後席の狭さは有名となった。後部ドアも小さくて乗降性が軽自動車以下と言っても過言ではないレベルで犠牲になっている。万人向けカテゴリーのカローラなのにそんなことで良いのか?せっかくのステーションワゴンなのだから欧州の4650mmをそのまま踏襲してくれたら良かったのに。サイズダウンしたことで購入を見送ったユーザーが意外に多いのではないだろうか。ちなみにBMW318iツーリングで4715mm、アウディA4で4760mm、マツダ6で4805mm。スバルレガシィの最後の5ナンバーとなった3代目 BE/BH系でさえ全長4680mmもある。それらと比較すると欧州ver.カローラツーリングの4650mmは日本でもむしろベストサイズだと思うのだが。いくら従来のカローラオーナーの運転感覚や駐車場に配慮したとか、日本の道路事情を考慮したからといっても、どうせ5ナンバーサイズにこだわるユーザーは1ミリでも5ナンバー枠を超えるとフィールダーや別の車種を選ぶだろうし、上記で述べた他社の大きなステーションワゴンがバンバン街中を走っていることを見ると、そんなに臆病にならなくて良いのではないか。臆病とかではなく戦略というのならトヨタは大きな間違いを犯している。トヨタからまともなサイズのステーションワゴン車がなかなか発売されないという現状から、今までトヨタひと筋のユーザーでさえも、ベンツ、BMW、ボルボ、アウディ、4WDは要らないけど妥協してスバル、さらにマツダなどに流出してしまっているのではないだろうか。もちろん価格帯も重要ではあるが、ひろしにとっては現在の日本ver.カローラツーリングより50万円以上高額になったとしても欧州サイズで発売されていれば、何の迷いもなくそれを買っていただろう。外国車や4WDよりはランニングコストが格段に安くまたメンテナンス的にも安心だからである。そもそも、カローラスポーツのパーツを流用できたはずなので、むしろ現在の日本ver.カローラツーリングと比べても大差のない価格帯だったのではないだろうか。加えて利点をあげるとすれば、全長の差は155mmということで、後席を倒した状態の荷室奥行は少なく見積もっても100mmは広いと思われる。とりあえず寝るだけの車中泊をするなら170cmのひろしでも足を伸ばして寝ることができる。実はカローラワゴンの時代から車中泊をして温泉巡りをしているひろし夫婦にとってこの項目は喉から手が出るほど大事なのである。かといって、プロボックスは静粛性や乗り心地の点で劣りすぎるし、背の高い車はビジネスホテルで拒否される。かつ燃費重視ということで今回のカローラツーリングが欧州と同じなら間違いなくC-HRから乗り換えていたのに…。現在でもC-HRで荷室に斜めに寝て、背の低いひろこがその隙間に寝て、という車中泊を強いられている。

車種全長
日本ver.4495mm
欧州ver.4650mm
スバル レガシィ(3代目,5ナンバー)4680mm
BMW 318iツーリング 4715mm
アウディA4 Avant4760mm
マツダ MAZDA64805mm
2021年12月作成

日本ver.の全幅は爆売れした3代目プリウスにならって1745mmしたそうだが、それより+45mmの欧州ver.のほうがワイド&ロー、どう見ても欧州ver.のほうがカッコいい!まぁカローラスポーツと同じ顔なんだけど、これで日本ver.も発売してほしかったなぁ。1790mmなんて今どき大き過ぎという部類に入らないよ。

全幅トレッド(F)トレッド(R)
日本ver.174515101520
欧州ver.179015301530

欧州ver.の後ろ姿、特に2本出しマフラーがカッコいい!それに比べて日本ver.のバンパーロアにあるダミーのマフラーの絵、ホントにしょうもない、むしろカッコ悪い。日本ユーザーをバカにしていると言っても過言ではない。

欧州はグレードもたくさんある

欧州ver.カローラツーリングはハイブリッドに限ってもこれだけのグレードがある。今回はこのうちの〔Hybrid High〕を選択して考えてみる。まぁ実際にはこんなになくても〔廉価版〕〔上級グレード〕〔最上級グレード〕の3種類で十分だと思うのだが。

エンジンは〈1.8L〉〈2.0L〉の2種類から選べる。駆動系は2WDのみ。2.0Lを選ぶことにより18インチホイールの5本ダブルスポークとなる。このエンジンについては日本の〈1.8L 2ZR-FXE〉で良いというのがひろしの気持ち。使用燃料がレギュラーガソリンだし、何より多用されているので安心感がある。性能も日本仕様で十分。

欧州ver.はカラーバリエーションもたくさん!

Pure White (040)

Marine Blue (8Q4)

Platinum (1J6)

Ultra Silver (1F7)

Manhattan Grey

Night Sky Black (209)

Mocha Brown (4W9)

Oxyde Bronze

Denim Blue (8U6)

Pearl White (070)

Flame Red (3U5)

こんなにもカラーバリエーションがあるなんて~いいなぁ!

欧州カローラツーリングの内装。ドア部分も薄っすら青い照明があったりで非常に魅力的。AピラーにツイーターがあったりするJBLサウンドシステムが付いていてカッコ良すぎる!

これが標準の内装。後席が断然広い!おそらく乗降性も問題ないだろう。しかも中央センターコンソールボックスの背面にはエアコンの吹出し口がある!このままの姿で日本ver.も販売してほしかった。

そのほかに白色や赤線入りのバージョンがある。

ヘッドアップディスプレイ。ひろしにこれは必要ない。

パノラマムーンルーフがオプションで付けられる。ひろしにこれは必要ない。

フットオープニングハンドフリー。C-HRと比べてカローラツーリングのバッグドアは軽いし、荷物で両手がふさがれているなんて滅多にないので、ひろしにこれは必要ない。

結論

トヨタさんにお願い!カローラの名前でカローラクロスみたいな大きいのを発売したのだから、そろそろ欧州ver.サイズで日本ver.カローラツーリングを発売しても良いんじゃない?

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